「思考系ブログ a.k.a. モトのいらないブログ」を書く者として

http://d.hatena.ne.jp/aroundthedistance/20081201/1228103817
http://maname.txt-nifty.com/blog/2009/01/post-f786.html

僕の場合は、身内しか見ないような弱小ブログなんで感じることも少ないですが、
ブログって私であって私じゃないですよね。本人の意識に関わらず。

言葉ってのは誰かに何かを伝えるために必要です。
けれど自分の言葉を聞くのは、自分以外の誰かです。
つまり自分が「こう聞いて欲しい!」って思った言葉でも、
相手によっちゃ全然違う意味に取られかねません。

あと、ブログは基本的に自分が知らない人が読みます。僕の場合は(ry
それはさておき、顔見知りなら
「あぁ、こんなこと書いてっけどgorioshiの言いたいことはこうだな」
と、ブログに書かれていない情報も考慮しながら、色々と読み取ってくれます。
けれど偶然このブログに来て読む人は、そんなことはできない。
自分がブログに書いていること(アンテナとかブクマも含めて)、即ち自分がブログを通じて発信している情報からしか読み取ってくれません。

どれだけ魂込めて書いた本音でも、相手にその本気が伝わる保証はありません。
ブログとしてネットに出した時点で、言葉は「自分」の手を離れて「他人」のものになってしまう。しかも「他人」はそれをどう扱うかは分からない。
「自分」は、ブログを読む人の数だけ存在します。
「私的関心をいかに表現するか」だけじゃなくて「自分の発言が社会にどう受け取られるか」
月並みなセリフですが、ブログを書くためには客観的視線って特に大事だと思います。

もちろん僕も本音を書くようにしてます。
ただ、あくまでもそれは僕が「ブログと言う手段で社会に発信していい」と判断した本音であって、決して全部じゃない。
だから、決して僕は毎日エロ読んで過ごしているわけじゃないことを、改めて書いておこうと思った次第です。

※そういや、個人情報の流出を恐れるのは日本ぐらいだって聞いた事があります。
アメリカなんかは、むしろsnsにも自分の金銭状況や家族構成なんかもバンバン書いちゃうし。
やっぱ、パブリックに対する意識の違いなのかなと。